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食費の内訳【2026】二人以上の世帯は月94,895円|外食と調理食品で約3割

食材や惣菜を前にレシートと家計簿を確認する人のイメージ お得ワザ
食材・惣菜・外食など食費の内訳を確認する場面を表現したイメージ。※AIで作成した画像です。

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食費を減らそうと思ったとき、多くの人はスーパーの食材から手をつけます。ところが総務省統計局の家計調査で中身を12項目に分けてみると、単独の項目で金額がいちばん大きいのは外食です。

この記事では、2025年(令和7年)平均の数字をそのまま並べて、どこに金額が寄っているのかを先に確認します。そのうえで、統計の定義上ひっかかりやすい「外食」と「調理食品」の線引きを整理し、手をつける順番を決めます。数字はすべて出典(「家計調査結果」(総務省統計局))によるものです。

食費の平均は月94,895円(二人以上の世帯)

区分消費支出うち食料世帯像
二人以上の世帯314,001円94,895円平均2.87人・世帯主60.7歳
総世帯259,880円77,394円平均2.15人・世帯主59.9歳
単身世帯173,042円49,321円平均年齢58.6歳

二人以上の世帯の食料は1か月94,895円、12か月分なら1,138,740円です。10大費目のなかで最も大きく、2位の「その他の消費支出」47,093円の2倍あります。

前年との比較では、名目で5.5%の増加、実質では1.2%の減少でした。単身世帯の食料は実質4.2%の減少で、二人以上の世帯の−1.2%より下げ幅が大きくなっています。ただし単身世帯で実質の下げ幅がいちばん大きいのは食料ではなく、住居−9.6%、交通・通信−8.5%、被服及び履物−7.6%が上にあります。

ここでいう実質増減率は、統計局の定義では「((100+名目増減率)÷(100+各項目に対応する消費者物価指数の変化率)-1)×100」で計算されます。実質マイナスは、物価変動の影響を除いた支出が前年より減ったという意味です。買った量そのものを直接測った数字ではありません。

なおエンゲル係数は28.6%(前年から0.3ポイントの上昇)と公表されています。ただしこの表の94,895円を314,001円で割っても28.6%にはなりません(30.2%になります)。統計局の注記では「消費支出の内訳の各費目については、他の世帯への贈答品やサービスの支出を含んでいる」一方、「食料費は、他の世帯への贈答品やサービスの支出を含まない金額である」とされていて、エンゲル係数の分子は表の食料とは範囲が違います。

中身を12項目に分けると、順位が変わる

二人以上の世帯の食料94,895円を、統計局の分類そのままに並べます。

項目1か月平均名目増減率実質増減率
外食16,563円+5.9%+1.8%
調理食品13,580円+4.5%−1.2%
野菜・海藻9,715円+4.0%−2.3%
菓子類9,211円+5.9%−2.8%
穀類8,808円+18.7%−2.6%
肉類8,520円+2.9%−2.0%
魚介類6,293円+1.1%−2.7%
飲料5,859円+4.6%−3.1%
乳卵類4,612円+6.4%+1.4%
油脂・調味料4,221円+3.0%+0.8%
酒類3,784円+1.0%−2.1%
果物3,729円+4.9%−0.9%
合計94,895円+5.5%−1.2%

12項目を足すとちょうど94,895円になります。この表から読み取れることが3つあります。

1位は外食、2位は調理食品。2つで30,143円

外食16,563円と調理食品13,580円の合計は30,143円で、食料94,895円の約32%を占めます。一方、素材として買う7項目(穀類・魚介類・肉類・乳卵類・野菜海藻・果物・油脂調味料)の合計は45,898円で約48%です。

つまり二人以上の世帯の平均では、食費の3分の1近くを「調理済みのもの」に払っています。仮に素材として買う7項目をすべて1割減らせた場合は、45,898円の1割に当たる約4,590円です。実際に動かせる額は世帯によって異なるため、まず自分の支出が大きい項目から確認します。

菓子・飲料・酒で18,854円。肉類の2.2倍ある

菓子類9,211円+飲料5,859円+酒類3,784円=18,854円。肉類8,520円の2.2倍で、食料全体の約20%です。1年なら226,248円になります。

菓子類は単独でも穀類8,808円や肉類8,520円より大きい項目です。1回ごとの金額が小さく見えても、月の合計で確認すると支出の大きさに気づきやすくなります。

穀類は名目18.7%増でも、実質は2.6%減

穀類の名目+18.7%は、12項目のなかで突出しています。それでも実質は−2.6%です。支出額は大きく増えたのに、物価の上昇分を割り戻すと減っている、という形です。

実質がプラスだったのは外食(+1.8%)、乳卵類(+1.4%)、油脂・調味料(+0.8%)の3項目で、残る9項目は実質マイナスでした。なかでも外食は金額が最も大きく、実質でも増えています。

「外食」と「調理食品」の線引きは、思っているのと違う

自分の支出をこの表に当てはめるとき、いちばん間違えやすいのがこの2項目です。統計局の収支項目分類表には、こう書かれています。

原則として、飲食店における飲食費。飲食店(宅配すし・ピザを含む。)により提供された飲食物は、出前、宅配、持ち帰りの別にかかわらず、全て「外食」に分類する。また、学校給食も含む。

一方の調理食品は「工業的加工以外の一般的に家庭や飲食店で行うような調理の全部又は一部を行った食品」で、弁当は「飲食店以外の持ち帰りのもの」と定義されています。冷凍調理食品やレトルト食品もこちらです。

買ったもの分類
ハンバーガー店の持ち帰り、牛丼のテイクアウト外食
宅配ピザ、宅配すし外食
小中学校の給食費、3歳以上の保育園の給食費外食
スーパー・コンビニの弁当、おにぎり、惣菜調理食品
冷凍餃子、レトルトカレー、サラダ、コロッケ調理食品
調理パン(サンドウィッチ、コロッケパン)調理食品

つまり「店で食べたかどうか」ではなく「飲食店が出したかどうか」で分かれます。テイクアウトを増やして外食を減らしたつもりでも、統計上は外食のままです。子どもの給食費が外食に入っている点も、自分の家計簿と突き合わせるときにずれる原因になります。

手をつける順番は「金額 × 動かしやすさ」で決める

金額が大きい順に並べても、給食費のように動かせないものがあります。両方をかけ合わせると、順番はこうなります。

  1. 外食16,563円。回数ではなく1回の単価から。優待・クーポン・予約経由のポイントが効く
  2. 調理食品13,580円。買う場所と時間で価格が動く。同じ弁当が時間帯で安くなる
  3. 菓子9,211円・飲料5,859円。単価が小さく、買う回数がそのまま金額になる
  4. 穀類8,808円。値上がりが大きい項目。まとめ買いの単価比較が効きやすい
  5. 酒類3,784円。2026年10月から酒税が変わり、種類によって上下する

外食は、行く回数を減らす前に単価を下げる

外食は実質でも増えている項目です。回数を減らす方法だけでなく、当ブログで実際に使ってきた優待・クーポン・予約経由のポイントで1回の支払額を抑える方法もあります。利用条件を確認し、普段行く店で無理なく使えるものに絞ります。

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調理食品と菓子は「買う場所と時間」で金額が変わる

調理食品13,580円は、統計上スーパーやコンビニの弁当・惣菜が入る項目です。ここは同じ商品でも時間帯で価格が変わります。

注意したいのは、値引き品を目当てに買い物の回数が増えると、かえって支出が増えることです。もともと行く日の、もともと通る時間帯に寄せるのが前提になります。

支払い方法で、最後に数%を乗せる

金額そのものを見直したあとに、支払い方法を確認します。対象店舗・付与上限・実施期間などの条件が合えば、支払額の一部がポイントなどで還元されます。

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買ったのに食べていない分がある

安く買う話とは別に、買ったのに捨てている分があります。農林水産省の推計(2024年度)では、日本の食品ロスは約461万トンで、そのうち家庭から出るものが約224万トンです。

国民1人当たりに直すと1日約102g、年間約37kg。家庭系の食品ロスは食べ残し・過剰除去・直接廃棄の3つに分けられていて、直接廃棄は手をつけないまま捨てたものを指します。

1割値引きの品を探すより、買った野菜を使い切るほうが効く場合があります。冷蔵庫の中身を見てから買い物に行く、というだけの話ですが、金額の桁は小さくありません。

2026年10月は、食費に効く変更が重なる

酒類3,784円に直接効く酒税の変更が2026年10月にあります。財務省の資料では、ビール系飲料の税率を1kl当たり155,000円(350ml換算54.25円)に一本化するとされています。改正前はビールが181,000円、新ジャンルが134,250円なので、ビールは下がり、第三のビールは上がります。同じ本数を買っても金額が変わります。

食品の値上げも10月に集中します。何がどう変わるかは2026年10月から変わることに、公式発表をもとにまとめました。買うものを決める前に、値段が動く日を知っておくほうが先です。

平均と比べるときの注意

  • 世帯像が違えば金額も違う。二人以上の世帯は平均2.87人・世帯主60.7歳、単身世帯は平均年齢58.6歳です
  • 平均は中央値ではない。各世帯の分布や中央の世帯の金額を示す数字ではありません
  • 費目には贈答品が含まれる。お中元やお歳暮の食品もこの表の食料に入っています
  • エンゲル係数は表の数字を割っても出ない。分子の範囲が違います
  • 月次で見るときは同じ月どうしで。日数や曜日の並びでも支出額は動きます

この記事は食料94,895円の中身だけを見ています。10大費目すべての平均額と、その読み方は家計の平均支出にまとめました。住居・光熱水道・交通通信まで含めた全体像は、そちらが早いです。

まとめ

  • 二人以上の世帯の食料は月94,895円、年1,138,740円。10大費目で最大
  • 内訳の1位は外食16,563円、2位は調理食品13,580円。2つで30,143円・約32%
  • 菓子・飲料・酒で18,854円。肉類8,520円の2.2倍
  • 穀類は名目+18.7%と突出。実質でプラスなのは外食・乳卵類・油脂調味料の3項目だけ
  • 持ち帰りも宅配も飲食店が出したものは「外食」。学校給食も外食に入る
  • 順番は金額 × 動かしやすさ。外食は回数より単価から

食費は毎月必ず出ていく費目なので、1回の工夫が12回ぶん効きます。まず自分の12項目を書き出して、上の表と並べるところからで十分です🍚

確認した公式情報

出典:「家計調査結果」(総務省統計局)。本記事の金額は2025年(令和7年)平均の1世帯当たり1か月平均です。

本記事は統計と公的資料の紹介であり、特定の商品・サービスを勧めるものではありません。適切な食費の額は世帯の人数・年齢・健康状態によって異なります。クーポンや紹介コードの条件は変わることがあるため、利用前に各社の公式サイトでご確認ください。

最終確認日:2026年9月13日。統計は毎年更新されます。ご利用前に総務省統計局・農林水産省の公式サイトで最新の公表値をご確認ください。

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